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「品質と対応力が強みです」を、お客さまに伝わる言葉にする

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「高品質なサービスを、柔軟な対応で提供します」。会社の紹介文として間違ってはいなくても、初めて読む人には、何を頼めるのかがまだ分かりません。品質や対応力を伝えるには、その言葉の内側で、実際に何をしているかを説明する必要があります。

お客さまが困っている場面から書く

例えば、少量の部品を発注したい担当者を想像してみてください。その人が知りたいのは、「対応力があります」という評価より、必要な数量を受けてもらえるか、図面が不完全でも相談できるか、いつまでに返事をもらえるかといった情報です。

「少量の注文にも対応できます」と書けば、対応力の意味が少し具体的になります。さらに、実際に受けている数量の目安や、相談時に必要な資料が示せれば、相手は問い合わせる準備をできます。

ただし、この記事の例文は表現の考え方を示す仮例です。自社で対応していない条件を、魅力的に見えるという理由で足してはいけません。

評価の言葉を、確認できる説明に変える

強みを書くときは、「どうしてそう言えるのか」と一段掘り下げます。

元の言葉説明を具体化するために確認すること
品質が高いどの工程で、何を確認しているか。依頼者へ渡せる記録はあるか
対応が柔軟数量、仕様、納品方法のどこを相談できるか。対応できない条件は何か
対応が速い最初の返答が速いのか、見積もりや納品が速いのか。条件はあるか
経験が豊富どの分野の、どんな仕事を扱ってきたか。掲載できる事例はあるか

例えば「品質に自信があります」を、「出荷前に寸法を確認し、必要に応じて検査記録をお渡しします」と書けるなら、読者は仕事の進め方を想像できます。これも、実際に行っている場合に使える表現です。

証明できない「業界最高」「どこよりも速い」を加えなくても、確認工程や対応範囲は判断材料になります。他社より優れていることと、自分の依頼先として合っていることは、同じ問いではありません。

営業や現場で、すでに説明していることを集める

紹介文をゼロから考えようとすると、抽象的な言葉に戻りがちです。先に、普段の会話を材料にします。

「こういう注文でも大丈夫ですか」と聞かれたこと。「そこまでしてもらえるのですね」と確認されたこと。見積もりの際に必ず説明する条件。こうした話の中には、初めての依頼者が知らない情報があります。

社内で担当者に聞くなら、「当社の強みは何ですか」より、「初めてのお客さまに、毎回説明していることは何ですか」のほうが答えを集めやすいでしょう。顧客の言葉を引用する場合は、記録と掲載してよい範囲を確かめます。

集めた内容から、読者の判断に関係するものを選びます。設備の名称を並べるだけで伝わりにくければ、その設備でどんな加工や確認ができるかを短く補足します。

条件を添えると、相談の行き違いも減らせる

「短納期対応」とだけ書くと、どんな依頼でも急いで受けてもらえるように読めます。実際には材料の在庫、仕様、作業の混み具合で変わるなら、その条件も同じ場所に書きます。

条件を書くと魅力が弱くなると感じるかもしれません。しかし、できることを具体的にしながら適用範囲も伝えれば、合う相手が相談しやすくなります。問い合わせ後に初めて分かる制約を減らすことにもつながります。

具体化した説明をどこに載せるかは、依頼者が「内容・条件・頼み方」をたどれる構成と合わせて考えます。

自社の紹介文から「品質」「対応力」「実績」などの言葉を一つ選び、その下に「実際に行っていること」と「対応できる条件」を一文ずつ書いてみてください。飾る言葉を増やすより、その二文のほうが相手の判断を助けることがあります。

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