会社のブログを考えるとき、「どんな言葉で検索されるか」は気になるところです。ただ、すでに会社を知っている人が、依頼する前に確かめたいこともあります。GENEVISのブログでは、検索からの入口に加えて、相談前の判断や、仕事への考え方を伝える役割を持たせています。
初めて知る人と、相談先を選ぶ人
例えば、ホームページの管理について調べ始めた人なら、「ドメインとは何か」が最初の疑問かもしれません。一方、制作会社を替えようとしている人なら、「今のメールを使い続けられるか」「どの契約情報を用意すればよいか」が気になります。
この二つをつなぐ記事の例が、ホームページとメールの契約先・管理者を確認する記事です。仕組みの説明から、手元で調べる項目へ進める構成にしています。
同じ分野でも、その人が置かれている状況で、必要な説明の深さや順番は変わります。用語の意味だけ詳しく書いても、後者の判断には十分でないことがあります。
検索で見つけてもらう記事と相談前に読む記事は、完全に分かれたものではありません。具体的な困りごとへの回答が、検索で会社を初めて知る入口になることもあります。役割を考えるのは記事を分類するためというより、誰の疑問に答えるかを曖昧にしないためです。
店の前の案内と、商談で渡す説明資料
店の前を通る人へ出す案内には、何の店で、どんな用事に役立つかを伝える役割があります。商談で渡す資料には、条件や進め方を具体的に理解してもらう役割があります。
会社の記事にも、その両方があってよいと考えています。多くの人に読まれなくても、依頼を考える相手が「ここは自社の状況にも気を配ってくれそうだ」と判断できる内容には、残す理由があります。
ただし、読まれない記事をすべて「信頼のため」と説明すればよいわけではありません。誰に、どの場面で読んでもらうかが決まっていなければ、役立ったかを確かめる機会も作れません。
役割が違えば、確かめ方も変わる
初めて知ってもらう記事なら、想定した疑問を持つ人に見つけてもらえているかを見ます。相談前の説明として使う記事なら、実際の案内で使えたか、同じ説明を繰り返す負担が減ったか、条件の行き違いを減らせたかを振り返れます。
後者はアクセス解析だけで分からないこともあります。相談時に話題になった、担当者が説明資料として使った、といった記録を補います。その記録だけで受注の原因と断定せず、役立った場面を具体的に残します。
相談や見積もりまで含めた記録の取り方は、アクセス数のほかに見るホームページの成果で整理しています。
記事一本へ集客から受注までを全部背負わせると、どこへ重点を置くかがぼやけます。先に役割を決めれば、導入で背景を説明すべきか、条件や判断の話へ早く入るべきかも選びやすくなります。
GENEVISのブログで扱う内容
GENEVISのブログでは、非IT系の中小企業向けの説明、考え方を伝える読みもの、実装の備忘録を扱っています。全記事を初心者向けの用語解説にそろえる方針ではありません。
顧客向けの記事では、読み終えた人が自社の契約情報や業務手順を見直せることを重視します。技術的な記録では、なぜその設計を選び、どこまで確認したかを残します。両方を置くことで、支援内容だけでなく、仕事をどう考えているかも伝える狙いがあります。
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それを踏まえても、何を書くかは自社で決める必要があります。「読者は、この記事を読む前に何で迷っていて、読んだ後に何を判断できるか」。アクセスの見込みを考える前に、この問いへ一文で答えられる記事から作っていきたいと思います。